Bluetoothモジュールの選び方から入手まで
今回はBluetoothモジュールの選び方と入手について解説していきます。
前回解説したように、オーディオレシーバーを作るには『A2DPプロファイル対応』のBluetoothモジュールが必要です。
Microchip Technology社の『RN-52』が条件を満たすようです。
http://www.microchip.com/wwwproducts/Devices.aspx?dDocName=en560765
RN-52 スペック
Bluettohバージョン:Class 2 Bluetooth 3.0 + EDR
入出力:アナログスピーカー出力、マイク入力, i2S, SPDIF, PCM, UART
対応プロファイル:A2DP / AVRCP / HSP / HFP / SPP / iAP
電源:3.3VDC
対応コーデック(オプション):aptX® / AAC
サイズ:13.4mm x 30mm x 3mm
音声伝送のA2DPプロファイルの他に、シリアル通信のSPP等の通信用途にも対応しています。
Michrochipからは以下2形態で販売されています。
1.モジュール単体:RN-52-I/RM
メリット:価格が安い、約$20。
デメリット:表面実装のため、半田付けが難しい。
2.評価キット:RN-52-EK
http://www.microchip.com/Developmenttools/ProductDetails.aspx?PartNO=RN-52-EK
メリット:USB端子、イヤホンジャック等の部品が予め組み込まれているので直ぐに使用できる。スピーカー等のおまけも充実。
デメリット:価格が高い、約$170。
ですが、筆者としてはブレッドボード上で学習しながら実験したいと考えていました(個人的にスピーカーも不要)。
よって上記2つからの購入は保留し、別の選択肢を探すことにしました。
手軽に作りたいたならコレ!!!
Sparkfunからブレイクアウトボード化された商品を発見。
RN-52 Audio Bluetooth Breakout
https://www.sparkfun.com/products/11777
これならピンヘッダを半田付けするだけでブレッドボードで使うことができます。プロトタイピング用ならこれがベストですね。
価格も手頃です。単価が約$45なので送料含めても$60弱で入手することができます。
早速注文。
…2週間後
米国から海を渡って届きました。
開封
ついにBluetoothモジュールを入手したところで、今回はここまで。
次回は、いよいよ音を鳴らすまでを解説していきます。


